公認評茶員とは

「公認評茶員」は中国政府が認定する国家職業資格のひとつ。いわば「中国茶のソムリエ」とも言える茶葉を鑑定するプロです。基準を満たした茶葉鑑定・管理を行う人材の育成を目的としており、中国では茶葉の輸出・販売・生産関連の職業に従事する人々が取得しています。ちなみに、国家公的資格として「鑑定士」等の呼称は存在しておりません。

評茶員検定試験の合格者には中国人力資源和社会保障部(日本の厚生労働省に相当する機関)より公的証書が発行され、現在、次の5つのレベルがあります。

①初級(五級) ②中級(四級) ③高級(三級) ④評茶師(二級) ⑤高級評茶師(一級)

養成講座と検定試験

当協会では定期的に養成講座と検定試験を開催しています。

<初級+中級>
毎年5月開講。 2レベル同時受験

現地における検定試験実施方法の変更により、
2019年度公認評茶員養成講座・検定試験(初級+中級)の開催はございません。


<高級>
原則2~3年に1回開催

現地における検定試験実施方法の変更により、
2019年度の公認評茶員養成講座・検定試験(高級)の開催はございません。

当協会開催講座の特色

中国の茶業界においては無数の関係団体がある中、そのトップに位置する者として以下の3つの国家一級社団組織があります。

  • 中国茶葉流通協会
  • 中国茶葉学会
  • 中国国際茶文化研究会

当協会は上記3機関の1つ、中国茶葉流通協会の日本の代表事務所であり、長年にわたる活動と実績への評価から以下の条件のもと、特別に日本での初級と中級の同時開催が認められています。

  • 定められた講座時間数を満たすこと
  • 講師は現地大学教授をはじめ専門家が務めること
  • 検定試験には中国国家資格である試験官の資格を有する者が規定の人数立ち会うこと
  • 中国茶と関わりたいという受験者本人の強い意志を確認すること

2003年の開催当初より、(社)中国茶葉流通協会の全面的な支持と、安徽農業大学茶葉与食品科技学部の協力を得え、現在に至るまで毎年開催しております。

特色(1)

長年に渡って積み重ねてきた経験と知識により、充実した内容とレベルの高さに自信のある一方、基礎から学べるカリキュラムになっているので、中国茶に関しての経験がないかたでも受講、受験可能です。

特色(2)

安徽農業大学から教授を招聘し、当協会代表、副代表が講師を務めます。勿論、中国茶の専門家中の専門家です。加えて、通訳者、講座協力スタッフも評茶員有資格者です。

特色(3)

会場は表参道 遊茶。表参道駅から徒歩5分というアクセスの良さに加え、店舗とは別の講座専用スペースでは必要な設備が整っています。